1日目に続きNew York一人旅2日目です。
この日からPanorama NYCフェスティバルが3日間開催されます。
ゲートオープンは正午でそれまではフリータイムなのでその間に観光とかします。
エンパイアステートビル
アドレナリンが出ているのか午前7時なんて健康的な時間に起床しました。 とりあえずGoogle Mapで調べたらNYPL(New York Public Library)が午前8時から開いているとのことだったので8時頃にホテルを出ます。
ホテルからはNYPLまで徒歩5分くらいだったので徒歩で行ったところ、開いていない。
おいどういうことだGoogle先生と思ったところ開いていたのは分館のミッドマンハッタン図書館(こちらは8時から開いている)の方で本館の方のNYPLは10時開館でした。
時間を持て余したので一旦図書館前のブライアントパークで休憩します。 ニューヨークは都会のど真ん中にも椅子とテーブルがいっぱいある公園があったり、休めるところが多いのがいいですね。日がな一日ぼーっとしていたい。
近くに何かいいとこないかGoogle Mapで調べてみたところ近くにエンパイアステートビルがあったので行ってみることにしました。
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他にも回りたいとこあったのでCity Pass C3をその場でスマホからポチります。 このパスを買うと
- エンパイアステートビル
- トップオブザロック展望台
- アメリカ自然史博物館
- 911メモリアルミュージアム
- 自由の女神&エリー島
- メトロポリタン美術館
- グッゲンハイム美術館
- サークルライン観光クルーズ
- イントレピッド海上航空宇宙博物館
から3つ好きなとこに行くことが出来ます。通常のCity Passだと6箇所回れるけどフェスも行きつつだと回れる気がしなかったので今回はC3パスにしました。 6箇所だと122ドルだけど3箇所だと76ドルです。割引率は下がりますが観光名所中心の滞在じゃない場合はこっちでもいいと思います。
セキュリティチェックを受けて、パスを係員に見せると先に進めます。 色んな言語の案内板の混ざったエレベータで展望台まで上がりました。
OasisのStanding on the Shoulder of Giantsのジャケットのビルに立ってるなーとかよく分からないことを思いつつ景色を眺めてました。 あいにく天気はあまり良くないものの早朝のニューヨークの町並みもいいですね。
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見終わると時間もちょうどよくなったのでNYPLに向かいました。
NYPL
エンパイアステートビルから徒歩で数分で着きます。
こちらもグランドセントラル駅と同じくボザール様式の建築物でギリシャの神殿のような荘厳さがあります。
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もはや図書館?というようなレベルですが、図書館です。美術館ではありません。公共施設なのでもちろん無料で入れますし、普段は市民が資料を調査したり、コンピューター関係の受講クラスを開催していたりニューヨーク市民の教育レベルの底上げを担う役目も担っています。
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入館する市民の安全を見守るライオン。
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やばい
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天井にすらありえないくらい細かい装飾が施されていて無限に眺められます。
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高級ホテルかな?
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ただの階段。(Lv.100)
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Reading Room。ハリーポッターみたいだぁ(直喩)
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適当に撮ってもフィルター加工したかのような存在感。
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基本的には寄付で成り立っているため寄付者の名前が記されてる(最近は併設されているショップやカフェでも利益を出している)
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ブランチの図書館の歴史など。
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図書館カードがあればオンラインでの受講コースも受けれるそう。
- プログラミング
- ビジネススキル
- デザインテクニック
- DTP/3D Animation
- Web開発
- etc…
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ブランチ図書館ごとに特化したコースなどもあってほんとNYPLが市民の生活に根ざしたものなんだなぁと。 図書館好きにはたまらないですね。
Panorama NYC Festival 1日目へ
そぞろ歩いていたところ時刻も12時を周りいい時刻になってきたのでそろそろ本命のPanorama NYCへ向かいます。
図書館を出てグランドセントラルへ。 地下鉄6線のUptown行きに乗って125st.で降ります。 125st駅からずっと東に歩くとロバート・F・ケネディ橋が見えてくるのでそれを渡るとフェス開催地のランドールズ島へ着きます。
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フェスに行くっぽい軽装の女子達がEDMをかけながら小躍りで同じく橋に向かって歩いてたので流れに乗って歩いていきました。 125st辺りからバスも出ているけど有料だからか行きは歩きで橋を渡って来ている人が多かったです。 バスで変なところ行くと怖いから自分も行きは結局3日間徒歩で橋を渡りました。歩きでも大体20分くらいだったので。
125stから橋へ行くまではブロックごとにNYPD(ニューヨーク市警察)の車両とか警察官が配置されていたり、橋の途中にも警察官が何人かいたりけっこうニューヨーク市自身もフェスの警備に力を入れてるようでここは特に昼間は危険な感じはしませんでした。
といいつつイーストハーレムでアジア系は少なく結構目立つのであまりキョロキョロしないで足早に橋まで向かいました。
橋からダウンタウンの方を見る。
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ブロンクスの方へも橋がかかってる。
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そんなこんなで流れに乗ってたらいつのまにか到着。
ロッカーとかある。
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チケットはWill Callで現地受け取りになっていたのでBox Officeに行き、パスポートとクレジットカードを見せてリストバンドをもらいます。チケット申し込みが早い場合は郵送で届くみたいですけど、今回は1週間前とかにチケット買ったのでWill Callしか選択肢がありませんでした。
リストバンドは公式サイトかアプリでリストバンド裏に書かれた数字を入力してアクティベート。
初日はセキュリティチェックがなぜかめちゃくちゃ並んでいて30分くらい待ちました。と思ったら一気に列が進んだので入場規制でもしていたのか。 VIPレーンががらがらだったのでなぜかGAだけどそっちに流してもらって早く進めたり。
入場はリストバンドに埋め込められたICチップをゲートにタッチして入る形式でした。
そして入場!
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どのフェスでもゲート入ったあとの解放感というかフェスに来たぞ感はわくわくしますね。
遠くから聞こえるステージの音に小走りで向かってる人を見て思わず自分も高揚したり。
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けっこう会場はこじんまりとしていてコンパクトな中にメイン、サブメイン、テント型屋内ステージがある感じで各ステージへのアクセスはすぐに出来るので移動は苦にならなかったです。
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Frank Oceanの専用merch!
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並ぶかーと思ったら既に長蛇の列で泣く泣く断念。
Frank Oceanのmerchがありえないくらい並んでる pic.twitter.com/c6xWjoGi66
— 実質 (@shufo_) 2017年7月28日
昼食
まだそういえば朝から何も食べてなかったので今日初食事。 ニューヨーク市内にもよく走ってる屋台が会場内にもあったのでZEN Burger(禅バーガー?)と抹茶ラテを頂く。 禅バーガーはマッシュルームに大振りのパティでアメリカ感あった。味はアメリカって感じだった(雑)
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蒸し暑くて喉が乾いたのでRenegade Lemonadeを飲む。めっちゃ甘いけどおいしい。 支払いはクレカで払うとiPadみたいな端末でチップの金額を15%/20%/25%とか1$/2$/3$とかから選べるようになってた。
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HONNE
最初はメインステージでHONNEを観賞。
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ステージ前まで芝生なのでピクニックシート敷いて座ってる人とかいます。
HONNEは今年のサマソニにも来るけど海外での様子がどんなんかなと思って見てみたところ、けっこう女性人気が高いです。前の人がバラをもってたのが印象的でした。 Warm on a cold nightで締め。
Honneを見た後少し休憩。適当にそこら辺で寝っ転がる。
会場全体が芝生なのでみんな適当にごろごろしてだめな空間が広がってて最高です。
少し露がついて服が濡れるけど既にだめになってるので気にしない。
They.
次は屋内ステージのParlorでThey.を見ました。
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日本に中々こないブラック・ミュージック勢は今回パノラマでなるべく見ておきたいというのがあって見たけどかっこいい。盛り上がり方もすごい。日本でここまでRapミュージックが盛り上がるかと言われるとうーんとなるのでこういうのは海外行くしかないのか…と思うとつらみだ。
MGMT
日本に来ると思ってなかなか来ないので念願という感じでした。
MGMT - Kids pic.twitter.com/QG03NaVaB1
— 実質 (@shufo_) 2017年8月6日
ただ演奏がヨレヨレでこんな曲だったっけ?笑と思いつつElectric FeelとかThe youthとかKidsとか合唱はすごい起きていたのでおー海外フェスだと感動しました。
Frank OceanがNostalgia UltraでMGMTのElectric FeelをほぼそのままサンプリングしていたけどFrank OceanもMGMT見ていたんだろうか。
Solange
日本国旗みたいのが出てきたけどあれは日本国旗だったのか…
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ステージのクオリティは高くて一種のパフォーマンス・アートのようでした。
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笑ってはいけないSolange24時。
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Frank Ocean
そしてフランク・オーシャン。
最初にChannel Orangeを聴いたのは確か2014年頃でリリースで騒がれた頃から大分遅かった気がします。 またPitchforkのhypeだろ?とか思ってたりしたのを若干後悔してます。
それまでR&Bとかブラック・ミュージックに大して傾倒していなかったので軽く衝撃を受けたのは覚えてます。 ブラック・ミュージックというとひたすら陽気なものやゴリゴリのラップ・ミュージックだったり俺はビッグになるぜみたいなマッチョ思想のものばかりだと思っていたので。
2016年のBlondeとかいう大傑作で完全に手の届かない世界の人になってしまった。
ステージ前の花道エリアに専用の機器が運びだされてくる。
そこに出てくるのかーとみんなそっちを向く。
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始まるまで人が多すぎて完全に通勤ラッシュの乗車率200%が何時間も続いていて、気分が悪くなった人が何人もバッタバッタ倒れて運びだされててそこかしこから「へーーーールプ!」って声が鳴り響いていてすごかった。
そういう自分もフランクの途中辺りからフラフラしてきてあ、やばいと思ってちょっとしゃがんで休憩したりしました。
少し押して登場したフランクは全く気取らない感じで普段通りという感じでした。
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ショウビズな感じはせずツイッターで誰かが呟いていたが、友達の部屋で歌っているような感じ。
実際フランクはこんな大観衆に囲まれつつもどこか孤独な感じで、ステージから伸びている花道とステージを行ったり来たり、たまに椅子に座りながら歌ったり、しゃがみながらキーボードを弾きながら歌ったりしていた。 視線もまっすぐ前を向くということはあまりせず淡々と歌い上げる感じでした。
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特別なことは何もしてないけどしばらくして振り返るとじわじわと余韻が出てくる不思議なライブでした。
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神々しさもあるけど友達が歌っているのを聴いているようなパーソナルな感じもある。
Frank Ocean - Lens pic.twitter.com/rlYFIwdv2i
— 実質 (@shufo_) 2017年8月6日
フランクのBeats1のラジオショウのBlonded Radioではフランクが影響を受けた音楽などを紹介しているんですが、このプレイリストなどを見るとほんと色々な音楽を聴いていてフランクの音楽オタクっぷりが分かります。
Blondeは一見掴みどころのない作品だけどBlonded Radioを聴いてから改めて聞くとルーツ・ミュージックからラップミュージック、ポップ、ダンスミュージックまで様々な影響を受けていることが伺えて、それも含めて意外とハイコンテクストな作品に仕上がっているのが一見ふわっとした作品に思える原因かもしれない。
KendrickのTPABのようなブラックミュージックの総決算みたいな作品とは少し方向性は違うけどBlondeは間違いなく同時代性という点において10年代を代表するアルバムだと思います。
旅行から帰ってきてもFrank Ocean - Self Controlの余韻がまだ続いています。
Frank Ocean - Self Control pic.twitter.com/DNUgepeBll
— 実質 (@shufo_) 2017年7月29日
なんとなく「今」が一番フランク・オーシャンというアーティストを見るベストなタイミングだと思って居ても立ってもいられずニューヨークに行ったけど、ほんと行ってよかった。
帰宅
フランクの熱気も冷めやらない中11時を周った辺りに1日目が終了しました。
帰りは会場から無料のシャトルバスが125st.に向かってピストン輸送しているのでそれに乗ります。 地下鉄6線125st.駅付近に止まるので降りて6線でグランドセントラルまで向かい、ホテルに戻ります。
さすがに深夜のイースト・ハーレムは雰囲気的にけっこう怪しいものがあるものの、同じくフェス帰りの人がいっぱいいたり警官もブロック毎に辻に立ってるのであまり危険な感じはしませんでした。
グランドセントラルに着くころにはもう12時になって周りのレストランも閉まっていたので何か夕飯買う場所ないかと物色したところ、ベンダー(屋台)がまだけっこうな数開いていたのでチキンオーバーライスを買いました。
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ホワイトソースとホットソースがサフラン米の上のチキンと絡まり絶妙にうまい。 量が多いので夕飯に半分、翌日の朝に半分で余裕でした。
シャワーを浴びて朝から歩き通しでボロボロの足を労るためにボルタレンローションを塗って、気絶するように就寝。
そんなこんなでPanorama1日目(NY2日目)を終了しました。
3日目へ続く…